脳…狂…晴空、舞う

真っ黒なキャンパスに一滴のモスグリーン。そこに綺麗なちょうちょを添えて

迫る地獄に問う

迫り来る明日に吐き気を感じて

未来を走る事が嫌になる。

 

楽しいことも嬉しいことも

きっとたくさんたくさんあるはずなのに

そんなことより目の前の未来が地獄だと思う。

 

きっと電車に飛び込んだあの子も

大きな未来より目の前の未来が地獄だったんだろう。

「なんでもない、なんにもない」日々が

あの子にとっては地獄だったのかもしれない。

「たくさんあってたくさん感じた」日々が

あの子にとっては地獄だったのかもしれない。

 

あの子にしかわからない地獄がそこにあった。

 

勇気を出した1歩は

周りの言う、「悲しい選択」だったのかもしれない。

でも、きっとあの子にとっては「正しい選択」だった。

迫り来る明日が

光を放つ眩しい太陽が

生きたいと願う虫の声が

あの子にとっては耐えられなかったんだ。

 

私の「正しい選択」とはなんだろう。

精一杯の命の使い方を私は知らない。

私は何のために「生きている」のだろうか。